1999年5月29日 堤先生のご自宅でバラ見


私が中2E組(担任は谷沢先生)のときに早大の堤先生が講師として母校に迎えられた。
先生は確か1クラスしか受け持っていなかったと思う。物理か化学の担当だった。
あるとき、山本有一と市川三高と私の3人で早大の先生の研究室をお邪魔して、鉱物の標本などを見せられたがよくわからん。
先生がリンゴをむいてくれて、ごちそうになったことを覚えている。
こういう神聖な場所にリンゴと包丁があるという生活感を中学生の自分は意外に感じた。

その頃、私とは帰る方角が同じ岩田と都電にのり、駿河台で(降りる必要がないのに)都電を降りて岩田と話ながら歩く。
彼の家に行くわけでもなく、彼と別れて歩いていたら、きれいな女性と並んで歩いている堤先生をみつけて声をかけた。
「本屋街を散策。これからツタンカーメン展にいくのだ」
と仰っていた。それが後に結婚された奥様だった。

それから数十年後、母校の校長になられた。
校友会の幹事会でお会いしてお互いに驚いた。
私は「堤」という方が校長になられたことは知っていたが、あの堤先生かどうか半信半疑で幹事会に臨んだと記憶している。
因に先生は母校の出身ではない。

先生はバラがご趣味で、ご自宅には何百種類?のバラがさいている。
一流の栽培家?(なんというのか)だと聞いた。
駅に付けているタクシーで「バラの家」と言えば通じるくらい有名だそうだ。
そのバラ見にかこつけてのバーベキューでした。

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